これからの英語教育

どうなる？これからの日本の英語教育

英語は今や世界の４人に１人（約１７億人、うちネイティブスピーカーは４億人に満たない）が話し、ビジネスに与える影響が一番大きい言語（２位・中国語、８位・日本語）とされています。以前は基礎的能力を読み・書き・そろばん、でしたが、現在は読み・書き・英語と言われています。

そんな中で、日本の英語教育は、実用的な英語力向上に結びついていないと指摘されています。実際、２０１０年度のTOEFL（世界的に実施されている英語テスト）のランキングは、日本は世界１６３カ国中、１３５位で、先進国では最低レベルです。アジア３０カ国の中では２７位で、スピーキング部門のスコアは残念なことに最下位でした。

この状況を踏まえ、文部科学省はグローバル化のための英語教育改革実施計画を発表しました。この計画によると、2020年までに、小学3年生から英語の学習活動を開始、5年生から英語が教科となり成績評価がつくようになります。中学生から、英語の授業を英語で行うことを基本とすれば、高校卒業時には英検２級〜準１級程度の力を修得できると言うことです。また大学入学改革についても、TOEIC７８０点、英検準１級以上ならセンター試験の英語は満点扱いにするという方向で検討されています。

聞くとこ・話すこと→読むこと・書くことの順に学習が進み、中学以降の英語学習の土台を作り、英語を使って何ができるかを評価されるようになります。

現在TEAPが人気を集めています。TEAPとは、事前に英語外部試験の基準スコアをクリアすれば、大学入試本番は英語の試験をなしにするという制度です。

TEAP試験はリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの４技能で、一般的に大学受験で必要とされる程度（英検２級〜準１級）で、1年に３回受験可能です。TEAPスコアが２年間有効であるため最大６回まで受験できます。求められたスコアを１回でも越えれば、TEAPスコアで大学受験することができます。

上智大学、早稲田大学、明治大学でも採用されています。

子どもには子どもの得意な英語学習法（イマージョン教育）があります。子どもは大人のように理屈や理論に基づいたものではなく、直感的に学びます。それは、周りのマネをすること。大人が話す英語を見よう見まねで話すことによって、大人には信じられないようなスピードでどんどん吸収していきます。子どもにとって一番の英語習得法は、とにかく沢山の英語を聞かせて、英語のコミュニケーションを取ることです。

KIDS ESLは今後も子ども達に英語の楽しさを学べる環境を提供し続けていきます。

子どもの英語学習には様々な方法がありますが、英語力を伸ばすには英語学習を毎日継続して行うことがとても大切です。英語は積み重ね学習でスキルが蓄積されるものであり、反対に使わなければ忘れてしまいます。また、英語はコミュニケーションスキルですから、実際に英語を使って学べる環境作りを忘れてはなりません。

英語における興味や関心は学習効果と大きく関係しています。その興味や関心は幼い時に身についた方が成長段階において重要なのは明らかです。お子様の将来の選択枠を広げて確保するためにも、早期英語教育の環境はとても大切です。

文部科学省〜今後の英語教育・かいぜん・充実方策について

これから異文化の理解、コミュニケーションはますます重要になる。その際に国際共通語である英語力の向上は日本の将来的な可能性を広がりのために欠かせない。

我が国では、人々が英語をはじめとする外国語を日常的に使用する機会が限られている。しかしながら、東京オリンピックを迎える２０２０年はもとより、現在、学校で学ぶ児童生徒が卒業後に社会で活躍するであろう２０５０年頃には、我が国は、多文化・多言語・多民族の人たちが、協調と競争する国際的な環境の中になることが予想され、そうした中で国民一人一人が、多様な社会的・職業的な場面において、外国語を用いたコミュニケーションを行う機会がかくだんに増えることが想定される。（文部科学省）